🐾8話:福、初めての散歩で大冒険
🏢9/27日誌 初めての外出にワクワクする福
秋晴れの空。澄んだ空気に少し風が混じり、落ち葉が舞う朝。
新人社員の福は、もう待ちきれないとばかりにしっぽをブンブン振り回していました。

これ噛んでもいいとー?あっちに行きたいとー!
見るものすべてが新鮮で、オフィスの中では見せないほどのハイテンション。
付き添いは社長。口元には余裕の笑み。

福。張り切って行きましょー。
そう軽く構える社長を見て、周囲の社員たちは少し不安そうに見守ります。

社長、大丈夫かな?福くん、相当元気ダヨ…

まあ任せといて!散歩なんてリフレッシュでしょ?数字より簡単簡単!
意気揚々と歩き出した福と社長。しかし、このあと待ち受けるのは、予想通り…いや予想外のドタバタ劇でした(笑)。
第一幕:ドタバタな散歩
出発して数分後。福の冒険心はもう全開です。

あははー この小石かっこいいとー よかよか

ちょ…ちょ… まって福…

(ガジガジ)えへへー

お、おい福!それ食べちゃだめ!石は食べれないよ。

わーい 落ち葉ふかふかばーい! 飛び込むとー!

落ち葉にダイブ?あークリーニング代が…
小石を口にくわえそうになったり、落ち葉に顔をうずめたり。社長はそのたび必死に制止します。

あははー 楽しいとー♪
第二幕:社員は様子をみながら・・・
社員は遠巻きで様子をみながら爆笑・・・

フフフ、そりゃそうなるわよね。社長は福を甘く見すぎですね

福助っちは、あたいより暴走しまっせ。福助っちにはかないませんぜ

しずく部長…あなたも暴走傾向あるニャ…

あとは オチだけですわ。 楽しみですわ♪

えへへ ほんとどうなるんだろうね♪ 写真撮ろうっと♪
…わー スマホ忘れた 取りに帰らなきゃ。
第三幕:水たまり事件とクライマックス
そんな中、最大の事件が!

わーい プールがあるとー♪ ジャーーーンプ♪
路肩にできた大きな水たまりを見つけた福が、まっしぐらに突進しジャンプ!
社長は慌てて

ストップ福!ストーーップ!
しかし、福の好奇心は止まりません。

水、ピチャピチャ 楽しかー!
バシャーン!
次の瞬間、水しぶきが盛大に跳ね上がり、犠牲となったのは社長のズボン。スーツの膝から裾まで、びしょ濡れになってしまいました。

……あー……これクリーニング代、経費で落ちるかな?
ずぶ濡れの社長が苦笑いを浮かべると、社員たちは大爆笑。

やっぱりね。 そうなりますよね(笑)。

…期待を裏切らないニャ… …ニャハハ(笑)

アー間に合わなかった… 爆笑ショット撮りたかったのに💦
ちなみに福はというと…
水たまりの真ん中で得意げにしっぽを振っていました(笑)。

ホント予想通り(笑)。社長も福ちゃんも裏切らないわ。
ほら、二人ともこれを使って。
姫が持ってきたのは2枚のバスタオル…

さすが姫ちゃん。先を読んでる・・・
そして、姫がバスタオルを広げたその時…

突っ込みまっせーーーー♪

ええええええええーーーーーー
バスタオルに向かって突っ込むしずく・・・ひらりとバスタオルでかわす姫・・・

闘牛かーい。

いや、闘犬じゃないかな。

‥‥暴走闘パグ・・・ニャ…

クンクン・・・フンフン・・・このタオルいい匂いでっせー ♪

あ、危なかったわ… 想定外なのは勘弁してほしいわ
びしょびしょの社長と福、そして謎の暴走闘パグ⁉しずくと緊急マタドール姫。社長のスーツとズボンは犠牲になりましたが、現場は笑いに包まれました。

あー 楽しかったー あははー
散歩から戻った福は、しっぽをふりふりしながら大満足の笑顔。

初めてでこれだけ楽しくはしゃげたなら、今回の散歩は100点満点だね!
社員たちも拍手で迎え、福の初散歩は笑いと共に大成功(?)で幕を閉じました。
📌 専務のひとこと①
まず、今回の福の散歩は、ドタバタで笑い話になりましたが、ひとつ大事なことをお伝えしたいことがあります。
今回の話はフィクションです(みなさんわかってると思いますがwww)。
実際、福を含む、我が家の猫は室内のみの生活にしています。我がカンパニーでは、猫ちゃんの屋外の散歩は必ずしも必要ではなく、むしろ、外に出すことでケンカや感染症、交通事故などのリスクが増えると考えています。
もちろん、ハーネスに慣れている子や、刺激を与えたい特別な場合には“安全な範囲”での散歩がプラスになることもあります。ただし、それはあくまで慎重に、無理のない範囲でお願いしたいと思っています。
我がカンパニーと同様に多頭飼いをしている家庭では、犬と猫を一緒に飼っているケースもあると思います。犬が散歩に行くからといって『猫も一緒に連れて行ったほうがいいのでは?』と考える人もいるかもしれません。でも、猫にとって必要なのは“外の散歩”ではなく、“室内で安心して過ごせる環境”が大事です。
キャットタワーや窓辺のスペース、上下運動できる家具の配置など、室内の工夫だけでも十分に運動と刺激を与えられます。
つまり、無理に外へ連れ出さなくても、猫の“冒険心”は家の中で満たしてあげられます。室内での遊びや工夫で安全に冒険気分を味わわせてあげてください。

補足です。専務は猫の外飼いを否定しているわけじゃないよ。
外飼いは「猫に自由を与える」「ストレス発散」など魅力があります。ただ、現代の環境だとリスクの方が大きいと思われます。田舎の環境でも同様です。
外での環境を楽しませたいなら、
- ハーネス+リードで散歩(ただ、器用な猫は外します💦)
- キャットランや庭を安全に囲う
- ベランダをネットで囲んで’’外気浴’’
上記のような「安全な外の楽しみ方」を取り入れるのが良いと思います。
さらに補足ですが、「散歩」の視点で言えば犬の場合は猫と異なり社会性を広げる場として「必要」です。
猫も犬もそれぞれに合った外の付き合い方があります。大切なのは飼い主さんとペットが一緒に安心して楽しめることです。
愛犬には毎日の散歩、愛猫にはその子に合った外の楽しみを・・・
ぜひ皆さんのご家庭に合う形を見つけてください。
📌 専務のひとこと②
今回はもう一つ…別視点からひとこと・・・
今回の福のように、初めての散歩で失敗するのは当たり前で、水たまりに突っ込むことなんて、福にとっては立派な経験のひとつです。我がカンパニーでは、失敗を“笑って受け止める”こと・・・そこを大事にしています。
・新しいフードを試したら全然食べてくれなかった。
・おもちゃを買ったばかりなのに、あっという間に壊された。
・多頭飼いだから、トイレ砂やおやつの消費が想像以上に早い。
・予定していた旅行を、急な通院でキャンセルすることになった。
こういう“想定外”は、飼い主の皆さんは一度は経験していると思います。でも、それを『失敗だ、最悪だ』で終わらせてしまうと、ただのストレスになります。
そこを笑って受け止め、『次はこうしよう』『この子には別の方法が合うかもしれない』と、経験を学びに変えること。これが、長く楽しく多頭飼い生活を続けるための最大の秘訣だと思っています。
福の水たまり突入も、社長のスーツとズボンが犠牲になったおかげで(笑)、次はもっと上手に歩けるはずですwww。
今回の記事を読んでいただいたみなさんも、愛犬・愛猫との暮らしで起きる小さなトラブルを、“困った”ではなく“次につながる経験”として楽しんでもらえたらありがたいです。
失敗は未来の宝になりますよ。
本日のドタバタ日誌はここまで。みなさんのおうちのドタバタ武勇伝も、こっそり教えてくださいね。面白ければ勝手に仲間認定します(笑)
次回↓

ドタバタ日誌リンク
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🐾
ドタバタでしたが、無事一日を終えられました。
次回もどうぞお楽しみに♪
