第7章-🐾 一緒に過ごす時間と個別ケアのバランス|多頭飼いで“みんなが幸せ”になるコツワクチン・予防管理の基本|“守るケア”で犬猫の安心を育てる
ワクチン・予防管理の基本 担当:経理部 イヴ

社長、狂犬病ワクチンの接種証明書、どこにあります?
経理部のデスクから聞こえてくる、冷静な声。
それは経理部長・イヴが、社内の「健康管理台帳」をチェックしている音だ。

書類の紛失は経費の損失と同義です。ワクチン証明も“経理の基本”です

イヴ部長の仕事、範囲広いなぁ〜! でも大事なことダネ!

数字も健康も、期限を過ぎたら意味がありません
――犬猫カンパニーでは、今日も健康と管理の話題が尽きない。
今回は、経理部イヴ部長が「ワクチン・予防管理の基本」についてお話しします。
🧾 1. ワクチンの目的は“守るための準備”
ワクチンは「感染症のリスクを減らすための備え」。
とくに多頭飼いでは、1匹の体調変化が全体に影響するため、予防の徹底はチームケアでもある。

経理的に言えば、“損失を未然に防ぐ先行投資”です

なんか、むずかしいけど……守る準備ってことニャ?

その通りです。永遠くん、理解度アップです
犬猫ともに、主に以下の感染症を防ぐワクチンがある。

下にリスト作ってみたわ。
| 種類 | 目的 | 接種頻度の目安 |
|---|---|---|
| 混合ワクチン(犬) | ジステンパー・パルボなど | 年1回 |
| 狂犬病ワクチン(犬) | 法定義務(犬のみ) | 年1回 |
| 混合ワクチン(猫) | カリシ・ヘルペス・白血病など | 年1回 |
| ノミ・ダニ・フィラリア予防 | 季節・地域により継続 | 月1回〜通年 |

私含む猫たちは狂犬病ワクチンの接種って必要ないのかしら?

そうね。猫には法的な義務はありません。ただ、外に出る子や災害時の避難を考えるなら、任意接種を相談してもいいとは思います。

ふむふむ… なるほどニャ… “備えあれば憂いなし”ってやつニャ…

永遠くん、今日は冴えてるわね。

… …今日もニャ…

詩、狂犬病ワクチン売ったことないよー

うん。犬猫カンパニーの猫たちは接種してないよ。必要ないと思ってる。外でないし海外にも行かないし…

私も姫ちゃん達には必要ないと思ってる。だから犬猫カンパニーでは私としずく課長は毎年接種してるわ。
多頭飼いでは、全員のスケジュールを統一的に把握することが大切です。
📅 2. 予防管理は“スケジュール化”が成功のカギ
ワクチンや予防薬は、接種の時期がずれると効果が下がる。
イヴはカレンダーを用いて、すべての犬猫社員の予定を管理している。

毎月の“経理締め日”のように、予防管理にも締め日が必要です

6匹いるから、締め日だらけになってきたネ(笑)
🗂 管理のコツ
- カレンダーアプリや付箋で「接種日・次回日」を可視化する
- ワクチン証明書・領収書をまとめてファイル保存
- 多頭飼いなら“誰が・いつ”を色分けして記録

混乱を防ぐには、“見える経理”が基本です

なるほど……僕もスケジュール管理しなくちゃ……

社長、まずは“財布の中身”からお願いいたします

あわわわわ・・・・
🧼 3. “環境の清潔維持”が予防の第一歩
ワクチンは外的感染から守るものだが、日常環境の衛生が整っていないと意味がない。
特にトイレ・食器・ブラシの共用は、感染リスクを高める。
🔹 日常でできる衛生ルール
- 食器や給水器は個別に
- ケージやトイレは定期的(週1くらい)で除菌・乾燥
- タオル・ブラシはできれば“マイアイテム制”を徹底

私の得意分野だわ。ほらみんな、しっかり消毒して♪

その通り! 日々の衛生が大事よ。
💊 4. “気づき”が病気の早期発見につながる
ワクチンだけでは防ぎきれない病気も多い。
だからこそ、日々の観察と記録が予防の一部と考えよう。
- 体調・食欲・排せつの変化をメモ
- 年2回の健康診断で血液・尿検査をセットに
- 家族で“健康チェック当番”を決める

“経理の帳簿”と同じで、小さなズレを見逃さないことです

”健康”も”おやつ”も”ご飯”も”はやく気づいた人が勝ち”でっせ♪

早期発見って重要なんだネ…。 しずく課長…おやつやご飯に勝ちはないと思うケド…(苦笑)。

まあ…しずく課長らしいわ(笑)。 犬猫カンパニーでは社長と専務がしっかりと健康管理をしてもらってるの。専務、あとの説明お願いします。

ありがとう。後は任せて!
💬 専務のひとこと
ワクチンや予防ケアは、単に「義務」ではなく、
犬猫と飼い主の信頼を守るための習慣です。
多頭飼いの家庭では、スケジュールや記録が煩雑になりがちですが、
「誰がいつ」「何を受けたか」を把握することが、みんなの安心につながります。
また、病気の早期発見のためには、
日常の中で“少しでも違う”と感じた瞬間を大切にすること。
気づきの積み重ねが、結果的に医療費やストレスの軽減にもなります。
どうか焦らず、完璧を目指さず、
「無理のない範囲で続ける予防」を大切にしてください。
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今回の“多頭飼いノウハウ”が、犬猫たちとの生活に役立てば嬉しいです。
次回もぜひお楽しみに♪
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