第3章-11🐾 家具選びで多頭飼いのストレスを減らす
🏠 家具選びは「動きやすさ」を見るところから
犬と猫が同じ部屋にいても、
歩くタイミングや落ち着きたい場所は、それぞれ違います。
その動きと家具の並びが重なると、
行きたい方向に進みにくくなったり、
少し回り込むように歩く場面が増えてしまうことがあります。
大きなトラブルではなくても、
そうした状況が積み重なると、なんとなく落ち着きにくい流れができてしまいます。
だからこそ、家具そのものを見るより、
「どの位置に配置されているか」 に目を向けるほうが、
日常の動きに合いやすいように思います。
向きを少し変えたり、場所を少しずらすだけでも、
歩きやすさが変わることはよくあります。

まず“よく通っている道”を見ておくと、配置のヒントになりますよ。

ちょっと位置を動かすだけで、歩きやすくなることってありますの。
この記事では、
・動きやすい家具の選び方
・ぶつかりにくい配置の考え方
この2点を軸に、日常の中で取り入れやすい形でまとめていきます。
経理部長のイヴが中心となって、家具選びで負担を減らす視点をお話しします。
📌 |家具選びで意識しておきたい「基本の視点」
家具を選ぶとき、デザインや収納力に目が向きがちですが、
多頭飼い生活ではまず 犬と猫の動きがどう流れているか を見るほうが、
お互いに無理のない環境につながりやすくなります。
犬と猫がよく歩く道、落ち着く場所、視界の高さ――
こうした違いをふまえて家具を見ると、
選ぶ基準も配置の考え方も自然に変わっていきます。
🐾 1. “よく通る道” に家具を重ねない
犬や猫の通る道は意外と決まっています。
リビングからキッチンへの往復、窓辺までのルート、
飼い主を追いかけるときの道筋など、
それぞれの “いつもの流れ” ができます。
その道に家具の角や脚が少しでも重なると、
立ち止まったり、よけて歩いたりする場面が増えます。

歩く道が分かると、ここは空けておこう、と判断しやすくなります。
少し道を広げるだけでも、
歩きやすい流れができ、動きに余裕が生まれます。
🐾 2. “よく座る場所” をふさがない
犬や猫がよく座る場所には、風通しや日当たり、
飼い主との距離感など、それぞれの理由があります。
そこへ家具の陰が重なったり、通り道ができてしまうと、
今までの落ち着きが少しずつ崩れてしまいます。

よく座っているところって、何となく決まっていますの。そこをふさがないようにするだけで十分ですわ。
“居場所を作る” というより、
“居場所を奪わない” ような配置 を意識するだけで、
家の中の動きがずっとスムーズになります。
🐾 3. 家具の高さで、見え方が変わることを意識する
犬と猫は見ている高さが違い、
安心しやすい位置も違います。
犬は低い位置から周囲の様子を感じることが多く、
猫は少し高いところで落ち着くこともあります。
ソファや棚の並びによっては、
視界が遮られて落ち着きにくくなることもあります。

見えにくい所は、ぼくもちょっと落ち着かないニャ。
高さのある家具は、
“視界の抜け道” があるかどうか を見るだけでも印象が変わります。
🐾 4. 家具の角や向きを少し変えるだけで歩きやすくなる
家具の位置を大きく動かさなくても、
角度を少し変えるだけで歩きやすくなる ことがあります。
ソファの角が通り道に向いていると、
犬や猫が近づきにくく感じることは珍しくありません。

配置を変えなくても“向き” を少し変えるだけで歩きやすくなることもあります
ほんのわずかな角度でも、
動線がなめらかになり、歩きやすさが変わります。
🐾 5. 無理なくよけられる“逃げ道”を残す
多頭飼いではすれ違う場面が多いため、
どちらかがよけられる小さな隙間があると、
衝突しにくい流れが作れます。
家具の間に少しスペースを残すだけでも、
犬も猫も自然に方向を変えやすくなります。

歩くとき、ちょっとよけたくなる場所ってあるニャ。
無理のない逃げ方ができると、
お互いがぶつかりそうになる場面が減っていきます。
📌 |家具ごとに見ておきたいポイント
家具は「種類」によって動きへの影響が変わります。
ここでは、よく使う家具を中心に、
犬と猫が歩きやすい・くつろぎやすい 配置や選び方の具体例をまとめます。
🪑 1. ソファ|高さと脚の形が“歩きやすさ”を左右する
ソファは部屋の中心に置かれやすい家具のため、
位置や高さが動線に大きく関わります。
● 脚が高い/低いで違う
脚が高いソファは下に空間ができ、
猫が入り込むことがあります。
見えない場所で急に動くと、犬が驚く場面も出やすくなります。
脚が低いソファは下に入り込みづらく、
衝突の場面は減りますが、
周囲をぐるっと回るような動線が生まれやすい傾向があります。

ソファは“下に入れるかどうか”を見ると、動きへの影響が分かりやすいですよ。
● 背面の向きでくつろぎ方が変わる
背面が通路側に向いていると、
犬も猫も後ろを確認しにくくなり、落ち着きにくくなることがあります。
これだけでも、くつろぐ姿勢が変わることがあります。
🪟 2. 窓辺の家具|日当たりを“奪わない”配置にする
窓際は、猫にとって大切な観察スポットです。
犬も日向で休むことが多く、競争になりやすい場所とも言えます。
● 背の高い棚を近くに置かない
日光がさえぎられると、
お気に入りの場所が使いにくくなります。

窓周辺は、私のお気に入りですわ。ふさがないほうがいいですわ。
● 窓際は“座れる場所”をいくつか作る
椅子やベンチ、低い棚を活用し、
1か所だけでなく複数の選択肢を作っておくと、
取り合いになりにくくなります。

日が当たる場所がいっぱいあると、気分で選べるニャ。
🧺 3. 収納棚|高さと“抜け”のバランスを見る
収納棚は高さがあるため、
犬と猫の視界や歩き方に影響が出やすい面があります。
● 横幅の大きい棚は“避け道”を残す
壁いっぱいの棚は便利ですが、
犬が避けるスペースがなくなり、
狭い印象を作ってしまいます。
これだけで動きが軽くなります。
● 高さのある棚の並びは“視界の抜け”が重要
猫は上からの視界が大切なので、
棚が連続して壁のように並ぶと落ち着きにくくなります。
🍽 4. テーブル|脚の形が動線に影響する
テーブルの脚の形は見落とされがちですが、
犬と猫の歩きやすさを左右するポイントです。
● 外向きの脚は避けられやすい
ハの字に広がった脚は、犬や猫がよける動きをしやすくなります。
特に急いでいるときに足を引っかける原因にもなります。
● 四つ脚・まっすぐの脚のほうが流れが作りやすい
通り道に自然になじむため、
歩くときに強く意識しなくて済む傾向があります。
🛏 5. ベッドやクッション“落ち着く場所”を奪わない配置に
犬と猫がよく眠る場所は、条件が合っているということです。
● よく寝ている場所は家具を動かしすぎない
ベッドやクッションを頻繁に動かすと、
せっかく落ち着いていた場所が使いにくくなることもあります。

お気に入りの場所は、あまりいじらないでほしいですわ。
● 動線から少し離すと落ち着きやすい
通る道からわずかに外しただけで、
お互いがぶつかりにくくなり、
眠っている時間が伸びることもあります。
📌|部屋ごとに見直したい家具配置のポイント
多頭飼い生活では、部屋ごとに“動きのクセ”が違います。
同じ家具でも、置く場所によって歩きやすさや落ち着き方が変わるため、
ここでは リビング・寝室・廊下 を例に、配置の考え方をまとめます。
🛋 リビング|動線が重なりやすい場所の優先度を見直す
リビングは、犬も猫も一日の中で過ごす時間がいちばん長い部屋です。
そのため 動線(よく歩く道)が重なりやすい のが特徴です。
● 入口からソファまでのルートをふさがない
リビング入口〜ソファは、犬がよく歩く道になりやすい部分です。
ここに家具の角が向いていると、立ち止まる動きが増えます。

動きが重なる所は、少しだけ道を広くしておくと歩きやすいですよ。
● ソファの前後は“すれ違いできる幅”を確保
ソファ前は家族がよく通るため、犬猫たちも後に続くことが多い場所です。
小さなサイドテーブルを置くと動線が曲がりやすいため、
幅をとりやすい位置に置き直すだけで歩き方が変わってきます。
● 猫の“見晴らしスポット”を作る
窓際や少し高い位置に、見晴らしのいい場所を確保しておくと、
猫が落ち着く場所が自然と定まり、衝突が減ります。

見晴らしスポットはありがたいニャ。お気に入りニャ…
🛏 寝室|“静かさ”を考えた配置にする
寝室は、犬も猫も“穏やかな時間”を過ごせる部屋でもありす。
家具の置き方で静かさや快適さも変わります。
● ベッドの両側を狭くしすぎない
寝ている飼い主の周りを歩くとき、
犬や猫が通れないほど狭いと、無理にジャンプしてしまうことがあります。
● キャットステップやタワーを“寝ている人の頭側”に置かない
上り下りの音が響きやすいため、
夜に動きが多い猫の場合は配置を少し変えるだけで静かになります。
● 低い棚やベッド下収納は“くつろぎスペース”になりやすい
猫は低い棚の側やベッド下の陰を好むため、
無理にふさがず、危険物がないかだけ確認しておくと安心です。
🚶♂️ 廊下|“ぶつからない流れ”をつくる
廊下は一本道で、すれ違いや追い抜きが起こりやすい場所です。
家具はあまり置かない部屋ですが、
壁際のものの量や位置 で歩きやすさが大きく変わります。
● 壁際の物を減らすだけで歩きやすくなる
小さな棚やハンガーラックでも、
犬が体をよけるきっかけになってしまいます。
● 曲がり角付近は特に空ける
犬と猫が同時に曲がるとぶつかりやすいため、
曲がり角〜数十センチだけでも空けておくと安全です。
● 足音が響きやすい場合はラグで調整
厚すぎないラグを敷くと、
犬の足音がやわらぎ、猫も滑りにくくなります。

ラグがあると、歩きやすいですし怪我の予防にもなります。
📌|家具選びで“迷わないためのチェックポイント”
家具を買い足したり、配置を見直したりする前に、
これだけ押さえておくと判断しやすいというポイントをまとめました。
選ぶ基準がはっきりすると、
家の動きが自然と整い、犬も猫も落ち着きやすくなります。
📝 1. 動線に重なっていないか
これらのライン上に角や脚がかかっていないか確認します。
📝 2. 座る場所/くつろぐ場所をふさいでいないか
犬や猫がよく座る場所は、“条件が合う場所”です。
チェックポイント:
📝 3. 視界が急に狭くなっていないか
高さのある家具が増えると、
犬も猫も周囲を見渡しにくくなることがあります。
📝 4. 家具の“向き”で歩きにくくなっていないか
配置そのままでも、向きを変えることで動きが変わります。
チェックポイント:

向きを変えるだけで歩きやすくなる場所って、結構あるんです。
📝 5. すれ違える“逃げ道”があるか
多頭飼いの環境では、
すれ違う瞬間にお互いが少しよけられる場所が大事になります。
📝 6. その家具は“今の暮らし”に合っているか
最後に、「そもそも必要かどうか」を判断します。

この家具は何に使うかを事前に考えておくこと。とても大事です
📘 まとめ
家具そのものよりも、どこに置くか・どう向けるか のほうが、
犬と猫の動きには大きく関わることが多いように感じます。
通りやすい道がひとつあるだけで、
歩くときの迷いが減り、ぶつかる場面も少なくなります。
よく休む場所や、いつも通るルートがふさがっていないかを
ときどき見直すだけでも、動きやすさが変わってきます。
また、家具の高さや並びによっては、
見える範囲が狭くなり、落ち着きにくい雰囲気になることもあります。
猫がよく上がる場所、犬がいつも歩く位置を少し観察すると、
必要な配置が自然と見えてくることがあります。
特別な物を買い足す必要はありません。
向きを少し変えたり、横にずらしたりするだけでも、
通りやすさが大きく変わることがあります。
「ここ、ちょっと歩きにくそうだな」
「最近、あそこで立ち止まってるな」
そんな小さな気づきが、家具配置のヒントになります。
どんな家具を使うかよりも、
今の暮らしにあっているかどうか。
そこを意識すると、犬と猫が落ち着いて過ごしやすい環境となります。
💬 専務のひとこと
家具の位置を少し変えるだけでも、
犬や猫が歩きやすくなる場面は意外と多いように思います。
どの子がどこをよく通るのか、どこでゆっくりしているのか──
そんな日常の小さな様子が、配置を見直すときのヒントになります。
大きな模様替えではなくても構いません。
向きを少し変える、足元の空きをつくる、動線が重ならないようにしておく。
その積み重ねが、過ごしやすい流れを自然と生み出してくれます。
日々の動きをよく見ながら、
今の暮らしに合った置き方を探していけるといいですね。
🌱 多頭飼い生活ノウハウシリーズ
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました🐾
今回の“多頭飼いノウハウ”が、犬猫たちとの生活に役立てば嬉しいです。
次回もぜひお楽しみに♪
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