第4章-🐾スコティッシュフォールドとの生活【初心者・多頭飼いの飼い主さんが押さえておくべき基本】【犬猫同居のリアル】パグと暮らす多頭飼い生活のすべて|失敗しない環境づくり
小型犬 パグとの生活 担当:営業部 しずく
つぶらな瞳とくしゃっとした顔。短い鼻に小さな体、愛嬌たっぷりの仕草。パグは「見ているだけで笑顔になれる犬」と言われます。
そんなパグと暮らすうちに、「もう1匹飼いたい」「猫とも一緒に暮らしてみたい」と思う飼い主さんも多いでしょう。
実際、パグは社交的で温厚な性格から、多頭飼いに向いている犬種のひとつです。
しかし、現実には――
性格差・生活リズム・空間の使い方などで思わぬトラブルが起こることもあります。
この記事では、我が犬猫カンパニーでの多頭飼いでの暮らして気づいた「犬猫同居のリアル」をもとに、パグとの快適な生活が送れる環境づくり・心得・注意点を詳しく解説します。

今回はあたいが主役でっせ♪ おやつ片手に開始でっせ♪
第1章 パグという犬種を理解する
パグは古代中国を起源とする愛玩犬。人と寄り添うことに特化した性格を持ちます。
性格は陽気で穏やか、そして少しマイペース。飼い主や仲間に対して深い愛情を見せます。
●多頭飼いに向く理由
• 攻撃性が低く、ケンカを避ける
• 他の犬や猫にもフレンドリー。社交的で遊び好き
• 家族意識が強く、同居する相手を嫌ったり攻撃することがあまりない。

あたいは誰とも仲良しでっせ♪ みんな大好きでっせー♪
●注意すべきポイント
• 甘えん坊ゆえにヤキモチを焼きやすい
• 暑さに弱く、環境変化に敏感 皮膚トラブルやや多め
• 呼吸が荒くなりやすいため、興奮状態に注意
パグの「穏やかさ」は、他の動物と共存する上で大きな長所ですが、同時に「繊細さ」も併せ持つことを忘れてはいけません。

体力は自信ないでっせ。すぐゼーゼー言いまっせ。鼻の周りがすぐ汚れるから、毎日顔ふきタイムがありまっせ!

しずくは鼻の上がすぐ汚れるからねー。パグ走りも時々あるよ♪
パグ走りとは?
パグが何の前触れもなく突然興奮し全速力で走りだします。英語ではzoomies(ズーミー)といい、実際は年齢、犬種、性別問わずどんな犬にも起こるようですが、特にパグが顕著にあることから、日本では「パグ走り」と呼ばれるようになったようです。
エネルギーの爆発、解放によるものとされており、楽しい気分、嬉しい気持ちの表れだと言われているのでほとんど心配はありません(怪我だけは注意してください)。数分でおさまります。
第2章 パグと他の犬との関係性
性格の相性で見るポイント
パグは自分から主張するタイプではありません。
トイプードルなど活発な犬種とは「性格のテンポ」が違うため、最初の慣らし方が重要になります。パグが「静」、トイプードルが「動」。
このバランスを保つには、行動の切り替えを飼い主がリードすることが大切です。
●遊び・散歩のコツ
• 散歩中はテンポの合う距離感を意識。パグの体力に合わせる。
• 家ではパグが落ち着ける“避難場所”を確保。争いを防ぐには「一緒に何をするか」よりも“別々に休める環境”を作ることが効果的です。→犬猫カンパニーでは専用ケージを置いてます。
• トイプードルなど活発な犬とは「遊び時間」を別枠で与える(体力の差があります)

私と同じ距離は無理でしょうね。

ぜーぜー。無理でっせ💦。でも散歩は大好きでっせ。
第3章 パグと猫が問題なく同居するには…
犬と猫の違いを理解する
犬は「群れの中で動く動物」、猫は「自分の縄張りを守る動物」。つまり、猫が安心してパグを受け入れるまでの時間が必要です。初対面では無理に近づけず、
- 猫が高い場所に逃げられるようにする
- パグにはリードをつけ、動きをコントロール
- 匂いを交換してから距離を縮める
これが基本の流れです。慣れるまでは慎重に対応しましょう。
犬猫カンパニーでの実際
皆様ご存じの通り、犬猫カンパニーではブリティッシュショートヘアとスコティッシュフォールド、そしてパグ・トイプードルが共存しています。
パグは猫に対して「興味はあるが強く出ない」タイプ。しずくもそうでした。

とわ坊が初めて来たときは、ぬいぐるみかと思いましたぜ…

……当時のこと …よく覚えてるニャ …ケージ越しで時々近づいてクンクンしてたニャ。
一方で猫たちは慎重で、最初の数週間は距離を取りました。

はじめは得体のしれないものがいると思いましたわ(笑)。

詩も同じこと思った(笑)。でもしずく課長…優しいんだよネ♪

そうなの。優しいのよね。でも、いつも私の身体をクンクン匂うのだけはやめてほしいの。その時はいつも高台に逃げてるわ(笑)
重要なのは「猫が見下ろせる高さ」と「パグが自分の居場所を持てる床面」の両立。
猫が自由に動ける立体構造をつくり、パグが追いかけられない設計にすると、
自然と安心して同居ができるようになります。
第4章 多頭飼いの環境づくり
1. 温度管理とスペース分け
パグは暑さに弱く、猫は比較的寒さに強い。

ほんと暑いのは勘弁でっせ。
この温度差を埋めるために、空調と空気循環の工夫が欠かせません。
• 夏:エアコン+サーキュレーターで空気を動かす
• 冬:床暖房やヒーターで低い位置の温度を確保
犬猫それぞれが快適に過ごせる「高さ別空間設計」がポイントです。
2. ごはん・トイレ・寝床の配置
犬猫同居では、食事スペースを完全に分けるのが鉄則。パグは食欲旺盛で、猫のフードを食べてしまうことがあります。
トイレも同様に、猫トイレは静かな場所、犬用シートは出入り口付近と分けましょう。
3.しつけとルールづくり
「猫のエリアには入らない」など、軽い指示を覚えさせると安心です。パグは学習能力が高く、一度覚えるとルールを守る忠実さがあります。

社長の旦那! あたいは一生ついていきますぜ! 旦那の言うことすべて守りまっせ。

しずく・・・泣かせるようなこと言うなよ…嬉しすぎるだろ… ぎゅっと抱きしめてあげよ・・・・

あっ しずく課長。あっちに”ブヒブヒ芋ドーナツ”があったわよ。

社長の旦那! 堪忍でっせ よだれが止まりませんぜ ドーナツにはかないませんぜ♪

‥‥‥‥
おやつには勝てません(笑)
第5章 健康管理とストレス対策
短頭種ゆえのケア
パグは呼吸器系が弱いため、室温に関しては適温(25℃前後)を保つことも重要です。また、散歩は涼しい時間帯に、興奮時は抱き上げてクールダウンを意識する必要があります。
顔のシワはこまめに拭き取り、感染やかゆみを防ぎましょう
ストレスのサインを見逃さない
パグは感情表現が豊かですが、ストレスを感じると「無駄吠え」「食欲低下」「寝場所の変更」などが見られます。猫に気を使いすぎたり、逆にかまいすぎたりするとバランスを崩すため、
“自然体の関係”を維持することが重要です。
第6章 パグと猫たちが安心して生活するには…
パグと猫が穏やかに暮らすためには、「群れの中に個の自由を保つ」環境が理想です。
一緒にいる時間よりも、それぞれが落ち着ける時間を確保する。多頭飼いは「仲良しを目指す」よりも「安心して共存できる」ことをゴールにしましょう。
パグの穏やかさ、猫の静けさ――
この2つのリズムが合ったとき、家全体がやわらかな空気に包まれます。
まとめ
パグは人にも動物にも優しく寄り添う天性のコンパニオンです。
ただし、その優しさは「繊細さ」と紙一重。多頭飼いでは、飼い主がその性格を理解し、
パグのペースで関係を築いていくことが大切です。焦らず、観察しながら、少しずつ馴染ませる。その過程こそが、多頭飼いの醍醐味と言えるでしょう。
専務のひとこと
パグという犬は、不思議な存在です。鳴き声は控えめで、自己主張も強くありません。けれども、家族の心の変化には驚くほど敏感です。誰かが落ち込めば、そっと隣に座り、ただ一緒にいてくれる。それだけで、場の空気が穏やかになる——そんな力を持っています。
犬猫カンパニーの中でも、パグ(しずく)は“調和の要(かなめ)”です。猫たちが気分屋でも、トイプードルが少し繊細でも、パグは動じません。いつも通りのペースで、家庭全体をゆるやかにまとめてくれる。
まるで家族の中にひとり、静かな管理職がいるような安心感があります(ご飯の時以外はwww)。
また、パグは初心者にも非常に飼いやすい犬種です。いたずらも少なく、攻撃性もほとんどありません。食事・睡眠・遊びのリズムが安定しているため、暮らしのリズムを整えるパートナーにもなります。お子さまや高齢の方がいる家庭でも、無理なく共存できる優しさを備えています。
ただし、穏やかさの裏に「我慢強さ」があることを忘れないでください。
パグは、暑さや運動不足、寂しさを声に出さずに耐えてしまうところがあります。呼吸が荒い、動きが鈍い、いつもより眠ってばかり——飼い主は、そうした小さな変化に気づくことが、何よりの思いやりです。
パグの魅力は、派手さではなく誠実さにあります。日々のルーティンをこよなく愛し、
「今日も同じ一日を、同じ家族と過ごせること」を幸せと感じています。
だからこそ、パグと暮らすということは、家の中に“小さな安らぎの象徴”を迎えることでもあるのです。家庭の空気をやわらかくしてくれる。その穏やかさは、何よりも大切な宝物になるでしょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。パグを”飼おうと思っている方”や”飼っている方”、”多頭飼いの飼い主さん”にとって参考となる記事になっていたら幸いです。
一緒にペットライフを楽しみましょう♪
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました🐾
今回の“多頭飼いノウハウ”が、犬猫たちとの生活に役立てば嬉しいです。
次回もぜひお楽しみに♪
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