第3章-🐾犬猫多頭飼いの住環境の工夫―安心できる居場所とスペース分けのポイント
住環境づくりのポイントについて 担当:企画室
犬と猫を一緒に迎えて多頭飼いを始めると、毎日がにぎやかで楽しい反面、ちょっとした「住環境の工夫」が欠かせません。
犬は飼い主と一緒にいることを好み、常に人のそばで過ごそうとします。対して猫は「自分の世界」を大切にし、ひとりで過ごせる空間や高い場所を求めます。
この習性の違いを理解せずに同じ空間で過ごさせると、お互いにストレスがたまってしまうことも…。
この記事では、犬猫多頭飼いの住環境づくりのポイントを、犬猫社員たちの体験談を交えながら企画室の永遠を中心に紹介します。
多頭飼い初心者の方は、はじめにこの記事を読んでネ

犬と猫の習性の違いを理解する
まず大前提として、犬と猫は「住まいに求める条件」が異なります。
- 犬の習性
群れで行動し、飼い主との時間を好む。広い床スペースがあると安心。 - 猫の習性
単独行動が基本。高い場所や狭い隠れ家を好む。縄張り意識が強い。

…犬と猫では全然違うニャ…

そうなのよ。習性を無視して同じ部屋に詰め込んでしまうと、双方の生活リズムも家計簿も崩壊します。住環境の調整は投資が必要かと思います。

同感ですわ。居場所の取り合いはしたくないわ。私の部屋はぜーったいに汚されたくないの。
習性を理解したうえで、「それぞれの居心地のよい場所をどう作るか」が多頭飼い成功の第一歩です。
居場所の確保 ― 安心できる専用スペースを作る
1頭1つの専用ベッド・ケージ
犬猫それぞれに安心できる専用ベッドやケージを用意しましょう。数が不足すると、取り合いや横取りの原因になります。

……しずく部長 …ここボクの寝床ニャ…

とわ坊…堪忍でっせ💦 あたいのケージに福助が遊んでまっせ。

あははー 居心地よかよかー♪
高低差を活かす工夫
猫にはキャットタワーや棚など「高い場所」。犬には床に安定したスペースを。それぞれの好みに沿った空間があると、自然に棲み分けができます。

高いところ大好きなんだー。すっごく景色がいいよー♪

……イヴ部長もしずく課長も来れないニャ… だからゆっくり寝れるニャ…

永遠くん、詩ちゃん、いくら高いところが好きでも、私の部屋には来ないでね。部屋を荒らされたくないの…。
トイレ・食器の分離
匂いや汚れはストレスの元。犬と猫でトイレは分ける。もちろん食器も同じ。水飲み場も複数設置するのが理想です。

まぁ、私は猫砂ではしませんけどね(笑)

トイレは常に清潔にしてほしいわ。
スペースの分け方 ― 同居生活のルール作り
出入りをコントロールする柵やゲート
リビングを共有しつつも、ゲートで行き来を制限すると安全です。特に留守番時は犬猫を分けるのもアリです。
共同エリアと専用エリア
- リビング=共同エリア
- ベッドルーム=専用エリア
といった「共通空間」と「専用空間」の両立が鍵です。

共同経費と個人口座を分けるのと同じ感覚ですわね

…ちょっと …何言ってるかわからニャいんですけど…

あれ⁉ なんか聞いたことがあるセリフだー。 なんだろう?

なんかお腹減ってきましたぜー。

しずく課長、食堂にサンドウィッチあるわよ。

おー よだれが止まりませんぜー♪

サンドウィッチはカロリーゼロ… なわけないニャ…

あー また聞いたことあるセリフだー。
トラブル回避の工夫
高所逃げ場で猫を守る
犬に追いかけられた猫が避難できるよう、棚やキャットタワーを設置しましょう。

あははー キャットタワー 最高ばーい♪

逃げ場じゃなくて遊び場だね(笑)
トイレいたずら対策
犬が猫砂を掘り返すケースも多いため、猫トイレは高所や隠れたスペースに。

物理的に行けないようにしてくれた方がありがたいわ。

猫砂ここほれバウバウでっせ♪

あははー バウバウばーい♪

…ワンワンじゃないかニャ?
騒音・来客対策
掃除機や来客で大騒ぎになるとき、静かに避難できる隠れ家を確保しておくと安心です。

ボクはインターホンが苦手ニャ… 隠れ場所が大事ニャ…

安心できるスペースがあると発信活動もはかどるんだよー!
飼い主が心がけたいこと
- 無理に一緒にさせない
- 個別の居場所を尊重
- 距離感を取れる環境を整える
多頭飼いの幸せは「一緒にいること」ではなく、「安心できる距離を保てること」にあります。
住環境についてのまとめ ー企画課永遠の最終報告ー

ボクたち猫社員と、イヴ部長たち犬社員とは習性が違うニャ…

そうね、だから住環境も工夫が必要ね。

そうニャ… だからそれぞれに安心できる居場所を用意すること・・・ 共同空間と専用空間をバランスよく配置することが大事ニャ… あと、トラブル回避には高低差・ゲート・トイレ分離が効果的ニャ…

永遠くん、今日はしっかり起きてるね。

担当の時は起きてるニャ… いつも寝てると思ったら大間違いニャ…。会社のためにいつも勉強してるニャ…

そっかー。永遠くん真面目で頑張り屋だったんだねー。

……照れるニャ…。

永遠くん、社長の机の掃除があるからそろそろ話まとめてくれないかしら

了解ニャ… とにかく、暮らしの中のちょっとした工夫で、犬猫双方のストレスを減らせるし、飼い主さんにとっても快適な住まいになるニャ… 犬猫たちのためにも頑張って住環境を整えてほしいニャ…

永遠くん・・・まとめバッチリだよー♪

……では… あとは… 専務のからのアドバイスを… よろしく… …ニャ…

………⁉

… … … …zzz … …ムニャムニャ…

寝たんかーい!
永遠の業務は終了しました・・・。

永遠 よく頑張ったわ。後は私に任せてね。
📌専務のひとこと
犬や猫と暮らしていると、「これってどうしたらいいんだろう?」という小さな悩みがたくさん出てきますよね。さらに多頭飼いだと工夫が必要になることがたくさんあります。我が家でも毎日のようにドタバタしながら試行錯誤しています。そんな日常の中で見つけた、ちょっと役立つ”飼い主アドバイス”をシェアできたらと思います。
住環境の考え方 ー環境整備は飼い主の安心に繋がるー
犬も猫も、私たちと同じ家族です。それぞれの性格や習性を理解し、安心できる居場所を整えてあげることが大切です。多頭飼いでは、飼い主が思う以上に“住環境の影響”が大きく出ます。たとえば、食事やトイレの場所が共有されてしまうと、片方が遠慮したり、逆に強気になったりして不公平感が生まれます。その積み重ねがストレスとなり、体調に表れることも珍しくありません。
また、犬は人との距離の近さを求め、猫は自分のペースを大切にします。この違いを理解せず、同じ空間で過ごさせてしまうと、互いに不満を抱える結果となってしまいます。飼い主としては『仲良くしてほしい』という気持ちが先に立ちますが、実は“無理に一緒にさせない”ことが最大の思いやりになる場合もあります。
住環境づくりをあらかじめ工夫することは、決して贅沢なことではございません。むしろ、事故や喧嘩のリスクを減らし、犬猫双方の健康維持に直結する“先行投資”と思いましょう。柵やゲートの設置、高低差を活かした家具の配置、そして静かに休める場所の確保――これらは小さな配慮に見えて、暮らし全体を大きく変える要素となります。
最後に飼い主の皆さんにお伝えしたいのは、住環境は『飼い主の安心』にもつながるということです。犬と猫がそれぞれ落ち着いて過ごせる場所を持っていれば、飼い主自身も過剰に気を張らずに生活できます。そのゆとりがあってこそ、長く健やかな多頭飼い生活を楽しむことができるのです。どうか皆さまも、住まいを単なる空間としてではなく、“家族全員の居場所”として育てていただければと思います。
今回は企画室からのご報告でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さんの体験談も、コメントで教えていただけると嬉しいです。あなたの愛犬・愛猫のエピソードもぜひお聞かせください。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました🐾
今回の“多頭飼いノウハウ”が、犬猫たちとの生活に役立てば嬉しいです。
次回もぜひお楽しみに♪
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