食事と健康管理

第2章-2🐾 多頭飼いで注意すること 食事について②

猫の詩の食事
wannyan_ceo

横取り・早食い問題   担当:新人・特別部署

犬と猫を一緒に暮らしていると「仲良く並んでごはんを食べる姿」に憧れる飼い主さんも多いと思います。
しかし実際には、犬は一気に食べきってしまい猫のごはんを横取りする、逆に猫が犬の食器を覗きに来る、といった食事トラブルが頻発します(もちろん犬同士猫同士も多々あります)。

食べるスピードや食欲の差が原因で、肥満や消化不良、ケンカの火種にもなるので注意が必要です。
今回は、多頭飼い生活でよくある「横取り・早食い問題」を取り上げ、実際にできる工夫を「福」が紹介します。

※福は新人猫社員のため社長と専務及びほかの犬猫社員がお手伝いします。

福

あははー。がんばるばーい♪


多頭飼い初心者の方は、はじめにこの記事を読んでネ🐾

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食事トラブルでよくあるケース

犬が猫のごはんを横取りする

犬は基本食欲旺盛で「あるものは全部食べる」習性があります。猫のごはんが残っていれば迷わず口に入れてしまいがち。
猫用フードは高タンパクで犬にとっては魅力的ですが、長期的に食べると肥満や内臓への負担となることが考えられます。

福

あはは。しずく課長と永遠くんが揉めよるとー

しずく
しずく

とわ坊、ご飯残ってまっせ。社長の旦那に片付けられまっせ。食べてあげまっせ。

永遠
永遠

…ふわっ… 昼寝の後に食べようと思ってたニャ…

しずく
しずく

よだれが止まりませんぜ。もう我慢できませんぜ。食べますぜ。ムシャムシャ…

永遠
永遠

…ボクご飯が  …しずく課長ひどいニャ…

福

わわわー。全部食べちゃったばーい。

猫が犬のフードをちょっかい

猫は好奇心が強く、犬の食器に顔を突っ込むこともあります。
食事について①の記事にも書きましたが、犬用フードは猫の健康には不向きです。

福

わーい。イヴ部長がご飯食べてるばーい。

イヴ
イヴ

ちょ、ちょっと福ちゃん、食事の邪魔しないで。

福

あはは。ばりええ匂いするとー。

イヴ
イヴ

福ちゃんが食べちゃダメなご飯なのよ。ほら、離れて。

福

わー。ごめんなしゃい。あはは向こうでしずく課長が食べてるばーい♪

早食いとちょび食いの差

犬は「丸飲み」に近いスピードで食べる一方、猫は一度に少しずつ食べる「ちょび食い」が多いです。
同じ場所で与えると、犬はすぐに食べ終わり猫の分を狙い、猫は食事を落ち着いて楽しめません。

姫

早食いなんて下品だわ。お腹がびっくりしてしまいますわ。フードは上品に味わうものよ。

しずく
しずく

い、意味わかりませんぜ・・・。早食いしてナンボでっせ。

福

あははー、ナンボ♪ナンボ♪


横取り・早食いを防ぐ工夫

1. 食事場所を分ける

もっとも確実な方法は、犬と猫の食事スペースを分けることです。

  • 犬は床で食べる
  • 猫は高い位置や別の部屋で食べる

物理的に距離を置くことで横取りを防げます。

2. 食事時間にメリハリをつける

猫は自由に食べたい子が多いですが、犬と同時だと横取りのリスクが高まります。

  • 犬は決まった時間に食べてすぐ片付ける
  • 猫は落ち着いた後に時間をかけて食べさせる

「時間差」を活用するだけでも効果的です。

3. 専用アイテムを使う

スローフィーダー・凸凹食器を使うことで早食いを防ぐことができます。一気に食べられないこと、少し考えて食べる構造があると良いです。※しずく(パグ)のような鼻ぺチャの場合は食べきれないときがあるので注意です。

しずく
しずく

届きませんぜー。あたいは凸凹皿きらいでっせー。

顔認識などで特定の個体識別機能のある自動給餌器もあり、横取り防止や量の管理もしやすいですが高価。

4. ケージや仕切りを活用する

犬をクレートやケージに入れて食事させるのも有効です。
食事の時間を「安心できる場所」と関連付ければ、犬自身もリラックスできます。

専務
専務

犬猫カンパニーでも昔はご飯のときだけハウス(ケージ)に入って食べてたわ。

社長
社長

今は福以外の猫社員は横取りしないから、イヴもしずくもリビングで食べてるよ。

詩

ドッグフードおいしくないもんね。詩はもう食べないよ。邪魔はするけどね♪

イヴ
イヴ

そうそう。詩はじっと私としずく課長を見てるわよね。気になるのよね。

詩

うん。おいしそうに食べてるとこ見るのの好きなんだ。写メ撮ってるよ♪

姫

福ちゃんは社長と専務に監視されてるわ(笑)

社長
社長

何するかわからないからね。

福

あははー。わからんわからん。

社長
社長

……まだまだ監視が必要なようだね(笑)

多頭飼いでよく聞く失敗談と学び

  • 失敗談1:犬猫同じ場所で与えて大混乱
     → 犬が秒で完食 → 猫の皿に突撃 → 大げんか。
  • 失敗談2:食べ残しを放置
     → 猫が残した分を犬が毎回食べてしまい、犬だけ太る。
  • 失敗談3:おやつを共有してしまう
     → NG食材にうっかり気づかず、体調不良に。犬猫のNG食材は似ているところがあるが、犬と猫は体の仕組みや必要な栄養が少し違うので、市販のおやつを買うときなどは犬用・猫用は分けた方が安全。
福

あはは。注意せんといけんねー。専務ーあとはよろしく♪

専務
専務

福ちゃんよく頑張ったね♪。後は任せて

📌専務のひとこと

犬や猫と暮らしていると、「これってどうしたらいいんだろう?」という小さな悩みがたくさん出てきますよね。さらに多頭飼いだと工夫が必要になることがたくさんあります。我が家でも毎日のようにドタバタしながら試行錯誤しています。そんな日常の中で見つけた、ちょっと役立つ”飼い主アドバイス”をシェアできたらと思います。

分ける・時間差をつける・専用アイテムを使う

犬と猫は食べ方も必要な栄養もまったく違います。また、横取りや早食いは健康リスク・ケンカの原因になります。「横取り・早食いを防ぐ工夫」に書いてあることが有効な解決策だと思います。犬猫たちは自分で判断できません。

飼い主が「環境を整えてあげる」ことが一番のポイントです。環境さえ整えば、楽しい多頭飼いライフが送れると思います。


今回は、新人・特別部署からのご報告でした。最後まで読んでいただきありがとうございました。皆さんの体験談も、コメントで教えていただけると嬉しいです。あなたの愛犬・愛猫のエピソードもぜひお聞かせください。

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今回の“多頭飼いノウハウ”が、犬猫たちとの生活に役立てば嬉しいです。
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