住環境と安全対策

第4章-13 猫種・犬種で異なる運動量と環境づくり

室内で落ち着いて過ごしながら、周囲の環境を観察するトイプードルのイヴ
wannyan_ceo

🐕🐈 犬と猫では運動量の捉え方が異なる  担当:イヴ

多頭飼い生活では、
犬と猫で運動量や環境を同じ基準で考えると、行動と合わなくなることがあります。

犬は散歩や人との関わりを通して体を動かしやすく、
猫は上下移動や短時間の動きを重ねることで運動量を確保する傾向があります。

この違いを前提にしないまま環境を作っていくと、
使われない設備が出てきたり、犬猫たちが落ち着かない様子が見られることも考えられます。

本記事では、
猫種・犬種による運動量の傾向と、それに合わせた環境づくり にしぼって担当のイヴが整理していきます。

🐈 猫種によって違いやすい運動量と環境の考え方

猫は「広さ」よりも
上下の動線や移動のしやすさ が行動に影響します。

🐾 活動量が出やすい猫種の傾向

比較的、高い場所を使ったり、上下移動を繰り返す様子が見られることがあります。

たとえば、
ベンガルやアビシニアンのように、
動きが軽く切り替えが早い猫種では、
平面だけの環境では物足りなそうにする様子が見られることがあります。

この場合、
キャットタワーや棚を単体で置くよりも、
移動できる流れとしてつなげる ことで行動の幅を増やすことができます。

逆に、
高さだけを強調しすぎると、
使われない場所が増え、行動の範囲が狭まってしまうこともあります。

イヴ
イヴ

高さそのものより“どう移動できるか”を考えましょう

🐾 おっとりしやすい猫種の傾向

一方で、高い場所をあまり使わず、同じ位置で過ごす時間が長い猫もいます。

たとえば、
ブリティッシュショートヘアやラグドールのように、
動きがゆったりしている猫種では、
無理な上下移動を避ける様子が見られることもあります。

このタイプでは、
無理に上下運動を増やすより、
移動しやすい高さに安心できる場所を点在させる 方が、
自然に体を動かすきっかけになることがあります。

🐾 環境づくりで見ておきたいポイント

猫の運動量を考える際は、設備の数よりも、

  • 実際に使っているか
  • いつ、どこを通っているか
  • 避けている場所はないか

といった 行動の偏り を見る方が判断しやすくなります。

用意した環境が「合っているかどうか」は、猫自身の動きに表れます。

🐕 犬種によって変わりやすい運動量と環境の考え方

犬の運動量は、
犬種や体の大きさによって差が見られます

散歩に行っていても、
家に戻るとそわそわしたり、
逆に疲れすぎて休めない様子が見られる場合は、
運動の内容が合っていない 可能性も考えられます。


🐾 運動量が多くなりやすい犬種の例

たとえば、
ボーダー・コリーやジャック・ラッセル・テリアのように、
動きの切り替えが早い犬種では、
歩くだけの散歩では物足りなそうに見えることがあります。

この場合、
距離や時間を増やすだけでなく
止まる・待つ・考える動きが入っているか を踏まえ単調にならないようにすることで、
落ち着きやすくなることもあります。

イヴ
イヴ

私(トイプードル)も運動量が多い方です。


🐾 運動量が控えめになりやすい犬種の例

一方で、
フレンチ・ブルドッグやパグのように、
短時間の散歩で十分そうに見える犬種もいます。

このタイプは、
散歩後に落ち着いて休めているか を判断材料にしたうえで運動量を確保していくことが必要です。

しずく
しずく

休める場所と息切れしすぎない程度の運動がありがたいでっせ


🐾 犬の環境づくりで見ておきたいポイント

犬の運動量を考えるときは、

  • 散歩のあと、どこで過ごしているか(そわそわしていないか)
  • 呼吸が落ち着いているか(息切れしない程度)

といった 日常の行動 を見る方が判断しやすくなります。

🐾 犬猫どちらにも起こりやすい運動量のズレと環境調整

多頭飼い生活において、犬と猫それぞれに合った運動をしていても、
生活の中でどうしてもズレが生じてることがあります。

よくあるのは、

  • 犬が動きたい時間に、猫は休んでいる
  • 猫が活発になる時間に、犬は落ち着きたい

といった タイミングの違い です。


🐾 同じ環境下で起きやすいズレ

犬と猫が同じ部屋で過ごしていると、
運動量そのものより、動きが重なること がよくあります。

犬が歩き回ることで猫が落ち着かなくなったり、
猫の上下移動につられて犬の動きが増えることもあります。

このような場合、
運動量を増やす・減らす前に、
動線や居場所が重なりすぎていないか を見直してみましょう。


🐾 生活環境を整えるときの考え方

多頭飼いでは、
全員が同じ場所で同じように過ごす必要はありません。

  • 犬が落ち着いて休める場所
  • 猫が上下移動できる場所
  • お互いの動きを気にせず過ごせる距離

を分けて考えていくことがポイントになります。


🐾 判断の目安になる行動

環境が合っているかどうかは、
普段の様子 で見た方が分かりやすいです。

  • 休む場所が毎回変わらないか
  • 無駄に歩き回っていないか
  • 相手の動きに過剰に反応していないか

こうした点を見ながら、
配置や距離を少しずつ調整していくことで、
犬猫たちは無理なく過ごせるようになるでしょう。

イヴ
イヴ

飼い主さんは、犬猫たちそれぞれが落ち着ける場所があるか を考えてほしいですね

🧾 まとめ

犬と猫では、
運動の仕方も、落ち着く条件も同じではありません。

猫は上下の動線が実際に使われているか、
犬は動いたあとに落ち着いて休めているか。
まずは 用意したかどうかではなく、使われ方 を見ることが大切です。

犬種や猫種による違いはありますが、
環境が合っているかどうかは、
日々の行動にそのまま表れます。

運動量を増やす前に、
配置や距離、居場所の重なり方を見直す。
その積み重ねが、次に考える性格傾向の理解につながっていきます。

💬 専務のひとこと

多頭飼い生活において、
まず 犬と猫が家の中でどんな過ごし方をしているか を、そのまま見てみてください。

犬は、散歩のあと自然に腰を落ち着けているか。
猫は、上下の動線を自分から使っているか。
同じ空間の中で、距離を取りたいときに取れているか。
良し悪しを決めるためではなく、
その子たちの今の状態を知る手がかり として見てみてください。

何かを足さなくても、
配置を少し変えたり、通り道をずらすだけで、
動き方や落ち着き方が変わることもあります。

無理に整えようとせず、
日々の様子を見ながら、
合っていそうな形を探していく。
そのくらいの向き合い方で十分だと思います。

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今回の“多頭飼いノウハウ”が、犬猫たちとの生活に役立てば嬉しいです。
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